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第二十一回 白い粉の正体     2004年03月31日

 春になると、とても台所を賑わしてくれる食材があります。勢いよく大地から伸びてくる「筍」です。今は「水煮」として年間通して手に入りますが、やはり掘りたてとは風味が違います。

 春の2、3週間の間に、一気に地面から顔を出し、すぐに食べられない状態にまで成長してしまいますので、その時期に集中し、しかも孟宗竹の筍となると土から出ていないものでもかなりの大きさがありますので、多めにいただいた際は、鍋数個を使い、鮮度が落ちてエグ味が出ないうちにと慌てて煮ます。

 煮上がった筍を切ってみると、各節々の間に白くふやけた粉の様なものが入っています。私の周りの多くの意見は、米ぬかを使い煮たので、米ぬかだと言うのですが、私が切るまで節は密閉されていたので、米ぬかが入り込む可能性はありません。実はこの粉、アミノ酸なのです。筍に含まれるチロシンというアミノ酸は、水に溶けない性質を持っているので、煮られているうちに結晶化し、筍の内部に残されています。

 一応、筍の旨味成分でもあるのですが、エグ味の素でもありますので、あまりありがたい感じはしませんが、チロシンは脳内の神経伝達物質を構成する要素でもあり、摂取する事で集中力を高める働きがあります.

 このチロシンは必須アミノ酸ではないのですが、脳を覚醒し、集中力を高める働きがあります。チーズや納豆を保存しておくと、白い粉を生じる事がありますが、それらもチロシンが結晶化したものです。

 「春眠暁を覚えず」と言われるほど、春は眠気が付きまとう季節ですが、その対策に大地が与えてくれたサプリメントなのかもしれません。実際、L−チロシンという形で、脳の覚醒やうつ状態、痴呆の予防・改善、代謝の向上という効能のサプリメントとしても売り出されているほどです。水煮筍の節に白い粉状のものが付着していると、クレームの対象になるそうですが、本当は優れた効能を持つものだったのです。これからは、無理に洗い流さなくても済みそうです。

 ※チロシン等の脳を覚醒させる働きを持つアミノ酸は、脳の発育が充分ではない12歳以下のお子さんに過剰に摂取させると、脳内のアミノ酸バランスに偏りが生じ、脳の発育に影響が及ぶ可能性があります。



第二十回  美味しさの為に...。Part2     2004年03月30日

 缶詰は非常に保存性がよく、緊急時の為に常備しておきたいものです。保存食という観点からは、より日付が新しいものを購入した方が、品質保持期限をより先にする事ができますので、日付管理に注意する必要があります。それに対し、これから食べようというときには、あまり新しいものは選ばない方が良い事をご存知でしたか?

 実は缶詰には、食べ頃があるのです。生鮮食料品とは異なり、缶詰は一度密封されると、完全に外界から遮断され、長期にわたって安定した品質を維持するのですが、製造方法の都合上、美味しさを追及すると少々時間を置いた方が、より美味しくいただく事ができます。

 比較的利用する事の多い「ツナ缶」を例にすると、材料のマグロの切り身を蒸して調理し、調味油を加えて密封します。その為、作りたてはマグロの調味油かけの状態で、美味しさを発揮してはいません。程よく調味油が馴染み、美味しいマグロの油漬けにまるには、約1年ほどかかると言われます。そこから美味しい時期に入り、製造後5年目までが漬かり具合の良い、美味しい時期になるそうです。

 同様に、果物の缶詰もシロップが果肉全体に馴染むには、半年ほどの時間が必要とされ、4年ほど美味しい時期が続きます。野菜類の水煮缶も、調味液に浸してある関係上、やはり半年から3年くらいが美味しい時期とされます。

 最近、ゴミとしての捨てやすさから、缶ではなくビニールパックに入れられた缶詰(?)を見かける様になりました。確かに分別してゴミを出す際、缶は別に分ける必要や中身も入っていないのに体積だけは取られてしまいます。環境保護という観点からは、缶の方がリサイクルでき、生分解性が高いので環境に優しい感じがしますが、最近の缶詰は対食性を考えて内側がコートされている事や、開口部のバリで動物が怪我をする事を考えると、全面的に缶を支持する気にはなれませんが、缶詰でお馴染みの食品がビニールパックから出てくる事には、多少抵抗感を感じています。

 地震列島と呼ばれる日本で、非常用として常備する事を考えると、遮光性や長期保存という意味からも、やはり缶を選びたいと思っています。ちなみに、缶詰が開発され、随分と後になってから「缶切」は開発されたそうです。備蓄している缶詰に横には、予備の缶切をお忘れなく。



第十九回  美味しさの為に...。     2004年03月29日

 魚屋さん、特に漁港に近い魚屋さんで魚を買う際、同じ魚種、サイズも同じ、取れた日や鮮度、並べ方もほとんど同じなのに、まったく価格の異なる魚を見かける事があります。父の魚嫌いのせいで、あまり魚に接する事なく育った(弁解...)私には、最初奇異に感じた憶えがあります。

 今となっては、何の不思議もないのですが、価格の違いはその魚の捕まえ方にあります。網で捕獲したものは安価で、釣上げたものは高価です。「釣り○×だからね」の一言で謎が解けました。

 動物は筋肉を動かす為に、ATP(アデノシン三リン酸)がADP(アデノシン二リン酸)に変化する際のエネルギーを使っています。ADPはATPに再合成されて、新たなエネルギー源にされるのですが、その際、ピルビン酸を分解し、乳酸にする化学変化を利用します。その為、網で魚を獲ると釣上げるより時間が掛かり、その間魚が暴れまわるので、大量にATPが消費され、ADPからの再合成の為に乳酸ができてしまいます。この乳酸が魚の味を悪くしてしまいます。

 また、魚の美味しさには、イノシン酸というアミノ酸が関わっていますが、イノシン酸の生成にもATPが関係しています。魚が逃げ惑う為にATPを消費してしまうと、美味しさの素、イノシン酸が生成されなくなり、不味さの素、乳酸が生成されてしまいます。その為、魚の捕まえ方によって価格の違いが生じていた訳です。

 この乳酸の生成は、魚に限った事ではなく、私たちの体内でも起こっています。激しく筋肉を使い、大量に乳酸が生成されると結晶化し、神経を刺激して痛みが生じ、筋肉痛となります。

 経験的にこうした働きを知っていた漁師あっちは、魚を釣上げるとすぐに「生き〆」と呼ばれる、延髄を損傷させて即死させる処置を行い、魚の鮮度と味をより良く保つ工夫をしていたのです。

 ちょっと残酷な感じがしますが、美味しさの為には、釣上げてすぐに延髄を破壊して即死させ、イノシン酸が生成されるのを待ちながら、生成がピークを迎え、シコシコした歯ざわりが最も顕著になる死後硬直が最高の状態を迎える、死後半日くらいまで待ってからお召し上がり下さい。こうして文章にすると、食材の話しというよりホラーの世界ですね。刺身好きの方、ごめんなさい。



第十八回  危険な香り?     2004年03月26日

 国土交通省は15日、第三者機関が住宅の構造や安全性を評価する「住宅性能表示制度」で、測定対象としている物質の中から化学物質の一つである、「アセトアルデヒド」を除外する事を発表しました。

 アセトアルデヒドは天然にも存在し、天然木材に含まれる酢酸が化学変化しても生成され、人体への影響が完全に解明されていない事が理由との事で、測定値を示す事で、かえって住宅市場が混乱する事を配慮しての措置となりました。

 アセトアルデヒドというと、二日酔いの原因物質でもあります。体内に摂取されたアルコールが分解される過程でアセトアルデヒドが生成され、頭痛を発生させます。最近話題になっていたところでは、香料に混入していた為に、回収が行なわれた事が記憶に新しいところです。そういう話をすると、かなり危険な物質の様な感じがしますが、意外に一般的(?)に存在していて、地面に落ちて腐りかけた柿の実の独特な臭みは、アセトアルデヒドも関与していまし、ガーデニングで木酢を使う方も多いのですが、その木酢も微量ですが変化してしまいます。

 純粋なアセトアルデヒドの危険性については揮発性、引火性が極めて強く、空気と混合する事で爆発のガスとなる事や、腐食性もあり、直接触れると皮膚を侵してしまう事。気化した蒸気には麻酔性と刺激性があり、長時間吸引を続けると肺気腫を起こす事もあり、ガンを誘発する可能性もあるという評価もありますが、自然界に存在している分には、かなり薄められている上に、生分解性が高く、すぐに微生物に分解されてしまいます。

 WHO(世界保健機構)でも健康被害を及ぼす指針値を従来の0.03ppmから0.17ppmへと引き上げ、緩和する検討がされているそうです。国内の過去の建築例でも、測定値が0.17ppmを超えた事例はないとの事で、今回、除外の対象になったそうです。

 爆発の危険性を持つ、二日酔いの原因物質というと、かなり怖い感じがしますが、新しい木材のちょっと酸っぱい感じの匂いを構成する要素でもありますので、新築の木の香りに清々しさを感じるには、必要な成分なのかもしれません。



第十七回  新ワクチンの効果     2004年03月25日

 茨城県のベンチャー企業「セルメディシン」が12日に発表したところによると、肝臓ガンで切除したガン細胞を元に作ったワクチンを、その患者に投与したところ、再発抑制と延命に効果があったそうです。理化学研究所や中山医科大、ジョンズ・ホプキンズ大(米国)との共同研究による今回の新ワクチンの開発は、ガン細胞を特徴付けている細胞表面の「抗原」を体内に入れる事で、免疫機能を強化し、ガン細胞を集中的に狙う治療法との事で、自らの摘出細胞が原料となります。

 実際に術後、経過の観察のみをおこなったグループでは、再発率が68%であった事に対し、ワクチンを投与したグループでは、17%と発症を大幅に減少させ、死亡率に関しても非投与グループが29%、投与グループが6%という結果が得られています。

 同様の手法では、摘出した細胞の抗原をろ過抽出し、フリーズドライで長期保存して弱体化させたものをワクチンとする「ハスミワクチン」がありましたが、今回の製法は、摘出後、病理検査の為にホルマリン漬けされた標本を使用する点が異なっています。いずれも副作用が無く、第四の治療法と呼ばれる免疫療法に類するものです。

 免疫療法は注目さえながらも、まだまだ一般化していない療法でもあります。依然死亡率のトップを守り続けるガンだけに、一刻も早い有効な治療法の確立が待たれます。「君たちが大人になる頃には、ガンは別に怖い病気でもなく、普通の疾病の一つになっているよ」そう聞かされて大人になった世代としては、次の世代には、同じ期待外れはさせたくないと切に願っています。



第十六回  噛締めましょう     2004年03月24日

 幼少の頃、「世界の料理」を題材にした番組がお気に入りでした。何分にも小さかったので、正確な番組タイトルや放送日時は憶えていないのですが、文字通り世界の料理が毎回一品ずつ取り上げられていました。今でもはっきり記憶に残っている、最も印象深い回は、「アフリカの目玉焼き」でした。

 料理の内容は非常にシンプルで、焚き火をして地面を温め、そこを掘り返して直接ダチョウの卵を割り落とし、再度焚き火を被せて焼き上げる、というものでした。頃合いを見て掘り起こし、目玉焼きをいただくのですが、灰と土にまみれていて、とても料理番組という感じではありませんでした。アナウンサーの女性が、夢中で食べる人達の映像に「皆さん、美味しそうですね」とコメントしていたのが、今でも鮮烈に記憶に残っています。

 そうした記憶とは、まったく関係のない事ですが、料理を題材にした番組、特に地域のグルメ情報を扱った番組において、現地の取材をするキャスターによって連呼される「柔らかい」がとても気になっています。

 先日、養鶏業者の方から鶏肉に関する話しを聞かせていただいたのですが、「柔らかい」鶏肉が好まれる為に、現在の出荷基準は60日成育のヒナ鳥が主流になっているそうです。その方が言われるには、60日ではとても食材とは呼べず、鶏本来の味わいも出ていないそうです。鶏肉の味は、ある程度の弾力を持った肉を、噛みしめる事によって発揮されるもので、そうした鶏本来の味を味わうには、1年は成育の期間を必要とします。しかし、1年も時間を掛けると、死亡率の問題や諸コスト、販売価格面で現状を維持する事が難しくなり、また、消費者も固くて不味いという評価しか出さないそうです。

 また、飼育自体も60日という短い期間しか念頭に置かずに行なわれるので、効率のみが徹底して追求され、その陰で鶏達が弱体化し、病弱になったと言います。健康の為の食を産出する場所が、不健康な状況に置かれているというのは、好ましい状況ではないはずです。繊維質が多く、筋張った固い肉から、食べやすい柔らかい肉へと改良を行なった事は、生産者の努力の賜物だと思います。しかし、それを通り越してしまった事が、今日のウィンドレス飼育の様な不自然な養鶏形態に繋がったという意見もあります。

 そうした流れを作った一因は、メディアに翻弄され、本来の味わいを知らないまま食材に評価を下してしまう私達消費者にもあると思います。最近の食について学ぶ食育に関する盛り上がりは、そうした事への反動の様にも思え、今後の展開に期待を寄せています。その為にも、グルメ番組のキャスターの方々に、料理を口に入れるなり、「柔らかい」、「甘い」を連呼するは考えて欲しいと思っています。



第十五回  コーヒーはいかが?     2004年03月23日

 全米医師協会の会誌によると、フィンランド国立衛生研究所の調査結果として、コーヒーを多くのむ人ほど、糖尿病に罹る危険性が小さくなるという調査結果を発表していました。

 詳細な因果関係については不明との事ですが、同研究所が行なった35〜64歳までの1万4千人を調査したところによると、1日3、4杯のコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べ、女性が29%、男性が27%と糖尿病に罹る率が減少。1日10杯以上飲んだ場合では、女性で79%、男性が55%もの減少率となっていたそうです。

 コーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分が、血糖値調整に間接的役割を果たしている可能性がある他、カフェインが膵臓からのインシュリン分泌を促す事が、血糖値の減少に繋がっている事も考えられるそうです。以前から、運動をする30分位前にコーヒーを飲んでおくと、同じ運動をしても通常より大きなカロリーを消費する事が知られていましたが、そうした事も血液中のエネルギー源である血糖の利用に繋がっているのかもしれません。

 ハーバード大学研究チームが行なった同様の調査でも、同じ結果が得られたとの事ですので、コーヒーの糖尿病予防効果については、ほぼ疑う余地のない事として考えられます。コーヒーの健康効果については、これまで血液中の善玉コレステロールを増やす事や、アルコール性肝障害を示すγーGTPの数値を下げる事、活性酸素を除去して、ガンを防ぐ事等が言われていましたが、ここにきて新たな効能がプラスされた事になります。

 イタリアのトロンベッティ博士によると、コーヒーの健康効果は、濃ければ濃いほど良いとの事ですが、あまりに濃いコーヒーは、カフェインの刺激によって胃壁が心配になります。そうした際、ミルクを入れるとより健康的との事ですが、イギリスのコーヒー科学技術情報センターの調査によると、コーヒーと胃潰瘍との因果関係はなく、空腹時やブラックで飲む事に関しても問題はないそうです。

 カフェインには、腎臓の血管を拡張する作用があり、利尿作用がありますが、積極的に尿を出す事で尿酸を排出し、通風を予防するという話しを聞かされた事もあります。原稿を書きながら、気が付くとかなり多量のコーヒーを飲んでしまっていた経験は何度もあります。不健康な習慣の様に思えていましたが、これからは、あまり気にしなくて済みそうな感じがしてきました...。



第十四回  緑黄色野菜の資格?     2004年03月22日

 緑黄色野菜、健康的な食材として、毎日の食事に取り入れたいものです。この緑黄色野菜と呼ばれるには、それなりの規定が存在しています。漠然とそんな色してれば...と思われがちなのですが、実は、厳密な規定として、可食部100g中に600μg以上のカロチンを含む事が、緑黄色野菜と呼ばれる条件となっています。

 しかし、それ以外にもトマトやピーマン、さやえんどう等、100g中のカロチン量が600μgに達していないのに、緑黄色野菜と呼ばれるものもあります。食べる頻度や量が、充分にカロチンの補給源となりえる、という食材としての性質が評価されてそう呼ばれる栄誉を受けています。

 そんな緑黄色野菜の代表の一つ、ブロッコリーは、100gで一日分のビタミンCを摂取でき、インシュリンの効果を高めるクロムや、食物繊維を豊富に含む健康野菜です。そんなブロッコリーとよく似た姿のカリフラワー、両者の違いをご存知ですか?

 答えは、そうです、兄弟なのです。アブラナ科の野生種キャベツの花蕾が肥大化したものがブロッコリーです。そのブロッコリーが突然変異してできたのがカリフラワー。その後、様々な品種改良が行なわれ、今日の様なカリフラワーになったそうですが、日本へは、弟分のカリフラワーの方が先に入ってきました。明治時代の事です。

 色から判断できる様にカリフラワーには、葉緑素やカロチンといった色素分がほとんど無く、当然緑黄色野菜の仲間にも入る事ができません。どちらかと言えば、ビタミンCはブロッコリーの方が多いそうですが、加熱した際の損失はブロッコリーの方が大きいらしく、茹で上がると同じくらいの含有量になってしまいます。

 最近の日本人の食には、繊維質が不足していると指摘されますが、ブロッコリー、カリフラワー共に繊維質の供給源として非常に優れています。花蕾部がよく食べられていますが、皮をむいてやると茎の部分も美味しくいただけ、繊維も豊富ですので、血圧やコレステロール、血糖値が気になる方にはお薦めです。



第十三回  30%の警鐘     2004年03月19日

 愛煙家の方に、また辛いお知らせ(?)です。
政府は9日午前の閣議で、WHO(世界保健機構)総会が昨年採択した「たばこ規制枠組条約」に署名する事を決め、今国会で承認を求める事にしたそうです。

 条約は、たばこが及ぼす悪影響から健康を守る事を目的に、包装上の表示や広告の規制等を定めています。具体的な内容としては、たばこの包装の30%以上の面積に、健康への危害に関する警告等を表示する義務を負うものや、広告の制限が盛り込まれています。

 昨年行なわれた採択の際は、日本は条約の支持を行なっておりましたが、国内法との整合性を検討する必要があるとして、署名を見送っていました。たばこ事業法の施行規制改正を行い、署名が可能と判断したとの事ですが、「喫煙は肺ガンの原因の一つ」と明記させる等、たばこのパッケージも変更が義務付けられる事になります。

 現在、世界中の商品の中で、定められた用法・用量を守って、健康を害する物は唯一「たばこ」だけといわれていましたので、世界的な健康志向の高まりを受けて、条約の採択に繋がった事と思います。たばことは、まったく縁の無い私は、おそらくパッケージが変更された事すら気付かずにいると思うのですが、たばこの広告規制のお陰で、F−1等、モータースポーツ界のスポンサーが減少してしまっている事は、少々寂しく感じてしまいます。

 これまで日本では広告規制が緩やかでしたので、本来の姿にペイントされた車体を見る事ができましたが、EU諸国で規制行なわれる様になってからは、巨大なたばこマネーが撤退し、華やかな世界にも変化が見られていました。車体の30%に「喫煙は...」という表示を行なう事で、またスポンサーに...。ありえないですね。



第十二回  朝食のススメ     2004年03月18日

 突然ですが、私は「朝食、食べる」派です。厚生労働省の国民栄養調査によると、徐々に増加傾向にあった「朝食、食べない」派は、2000年をピークに減少傾向にあるそうで、何があっても朝食は食べる私は、とりあえず多数派のままでいられそうです。

 実際、私の周りに聞いてみると、意外にも両方の人が同じ位います。理由については、食べる派が「お腹がすくから」、食べない派が「朝は食欲がないから」と、どちらも自然発生的理由によります。私の周りは単純な理由による生活の習慣化ですが、健康法の一環として実践する方もいらっしゃる様で、双方の言い分には科学的根拠が添えられていて、両派ともかなり健康に対し重要な意見合いを持っている様です。

 食べない派に関しては、「朝食不要論」、さらに強力なところでは「朝食有害説」まであります。食物の摂取と排泄というリズムに関わる部分が根幹となり、腸内に生じた老廃物を排出するホルモン「モチリン」の働きを高める為、充分な空腹期間を確保するには、一日一食が良く、朝食は不要、それ以上に朝は排泄の為の大切な時間と考えるのだそうです。

 確かに、腸の蠕動運動は空腹時が最も活発になります。進化の過程を考えても、起床時に朝食がキチンと用意されているのは、極めて近代の事で、朝目覚めたら排泄して身体を軽くし、食物を求めて活動する。そう考えると納得のいくものがあります。

 それに対して食べる派。朝食を食べる必要性は、まず脳の栄養の確保だといわれます。脳はブドウ糖のみをエネルギー源としていますが、夕食から就寝まで2時間として、睡眠時間を6時間摂るとちょうど8時間。一日の3分の1が空いてしまいます。それに朝食を抜いてしまうと昼食までの時間が加わり、約半日ほどが無補給となってしまいます。

 また朝食を摂る事で、体温、血糖値が上がり活動の準備が整った状態を作り出してくれます。朝食で血糖値を一旦上げておく事は、インシュリン抵抗性を高める事にも有効らしく、朝食をしっかり食べる人は、朝食を食べない人より糖尿病の発症率が低くなるそうです。

 朝食を食べる事で、食べない人より一食多くなり、ダイエットという点では不利と考えられますが、夕食〜朝食の方が夕食〜昼食よりも時間が短い分、飢餓ホルモンの分泌が起こらず、ダイエットには有効だそうです。

 そうして考えてみると、朝食には体調を整え、規則正しい生活習慣を作り、一日の意欲を高める働きがあり、抜かない方が良い様に思えます。朝はとにかく忙しく、優雅に朝食とは難しいものがあるかもしれませんが、そんなときは、ゆで卵。特に半熟のゆで卵は、比較的消化も良く、完全栄養食なのでバランスも優れています。

 もし、貴方が自然発生的朝食を食べない派でしたら、簡単なものを軽く摂る事からはじめて、朝食、食べる派に転向してみませんか?



第十一回  1.8トンの価値     2004年03月17日

 この徒然健康コラムは、私の机に据えられたデスクトップで原稿を書いています。かれこれ私に専用機が割り当てられる様になってから3台目。自宅ではデスクトップとノートを使っていますので、私一人で5台のパソコンが使われている事になります。このパソコン達、1台を製造する為に燃料や化学物質、水等、1.8トンもの資源が投入され、作られているそうで、今日の様な大量生産、大量廃棄を続ける事は、環境にとって非常に負担を掛ける事だと国連大学の研究チームが発表していました。

 パソコンを製造する際、不可欠なのは電力です。この電力を作る為には、石油等の化石燃料が大量に必要になり、筐体等のプラスティック部品にも石油が必要になります。基盤やCPUには、金属をはじめ、特殊な化学薬品も必要です。そうした資材の合計が約1.8トンにものぼるそうです。製造後、パソコンは電力を必要とし、インターネットに接続する為のインフラの事とか考えると、かなりの資源を使っている事が想像できます。

 使う為には電力は欠かせないとして、環境の事を考えると、次々と開発される新型への買い替えに踊らされず、1台のパソコンと長く付き合う工夫が必要なのかもしれません。因みに私個人のデスクトップ、実は96年製なんです。スペック的にかなり苦しい感じですが、原稿を書いたり、メールを送受信したりと、あまり高度な事をしなければ、まだまだ現役でいられそうです。

 パソコン、特にインターネットは、遠くの人と様々な情報をやり取りし、志同じくする人々を繋げ、これまでにない新しい形の環境保護運動を生み出し、環境保護活動の大きな推進力となってきました。それだけ優れたものだけに、環境への負担が大きい製品というレッテルを貼られたくないと思います。少しでも長く使えて、あまり資源を消費しないパソコンの開発を願っています。



第十回   短気は損気     2004年03月16日

 怒りっぽく、周囲の人に敵対的な男性は、脈が突然速く不規則になる心房細動起こす率が高い事が、米国の調査で明らかになったそうです。心房細動は心臓発作を引き起こす要因でもあるので、命にも関わる危険性があります。

 米心臓協会によると、「短気」、「批判されると我慢ならない」、「怒ると殴りたくなる」等の質問に、Yesと答えた怒りっぽい傾向のある男性は、穏やかな傾向の男性に比べ、10%も高い比率で心房細動を起こしていて、死亡率も20%ほど高かったという調査結果を得たとの事です。

 更に、「専門家のくせに、自分より物事を知らない人によく会う」、「家族の中に、我慢できない癖を持つ者がいる」等の質問に答えた、敵対型の男性は、30%も高い数値で症状を起こしていたそうで、逆に女性は、怒りや悲しみといった感情の度合いと、罹患率に直接的な関係はなかったそうです。

 心臓というと、米国民の死因の第一位にランクされる疾患です。日本は、というとガンが死因のトップになっています。ライフスタイルや食文化に違いがある事に、そうした死因の違いが生じていると思われるのですが、今回の調査結果から、気質の違いも死因に影響を与えているのではないかと考えられます。

 どちらかというと日本人は、感情の表現が下手な国民だと言われます。多分、同じ様な場面であっても、米国人が周りに怒りを伝えるのに対し、日本人は自分の中に抱え込んでしまう傾向があります。人前で、怒りを顕わにする事は、大人気ない、胆力が足りないとして、一人前ではない様に言われてしまう環境が影響している様です。

 最近の研究でも、自分の中に負の感情を抱え込んでしまう事は、身体の防御機能である免疫力を低下させてしまったり、活性酸素の除去能を低下させ、ガンの発生、ガン細胞の定着に繋がってしまう事がいわれています。

 一気に性格を変えてしまう事は、とても難しい事ですが、健康の為、なるべく穏やかに、怒らない様にしましょう。でも、それが負担になり、ストレスに繋がってしまうと逆効果ですが...。



第九回   赤と青、3℃の違い     2004年03月15日

 人は光を目の網膜で受ける事によって、物を知覚します。網膜で受けた光は、ロドプシンという物質を壊す事によって電気信号に変換され、電気信号のみしか受け付けられない脳へと送られます。私達は、何も意識せずに物を見ていますが、実は、こんな入力信号の変換を常に行なっているのです。

 変換された信号は、脳の視床下部へと送られます。この視床下部は、神経系、内分泌系といった、人の生命活動に非常に重要な部分である為、届けられた信号によって視床下部の状態が変化すると、身体の状態にまで影響が及ぶ可能性があるのです。

 朝、何気なく身に付ける物の色を選んだりしますが、無意識のうちに自分の状態を把握し、心地よい、癒される色を選んでいるのです。

 実際、気分への色の影響は大きく、刑務所の壁の色を柔らかいピンク色にしたら、暴力行為が極端に減少したという実験結果も残れれているほどです。ピンク色には、自律神経、下垂体を活性化させ、ホルモンの分泌も活発にする働きがあるとされ、若返りや幸福感の増進に一役かってくれるそうなので、色の及ぼす影響には、驚くべきものがあります。

 目隠しをした人に赤い壁紙の部屋に入った、青い壁紙の部屋に入ったと感じる体感温度を測ってみると、体感温度には3℃ほどの違いがあるそうです。よく「肌で感じる」という言い方をしますが、実際に色は、そうした温度として肌でも感じていたのです。

 RGB端子と同じ様に、私達は、赤・緑・青の信号を組み合わせて脳の中で、様々な色を再現しています。その数、1000万色ともいわれ、非常に高度な情報処理を行なっている事になります。それだけ大変な作業を行なっているのだから、色によって気分が左右されるのも当然なのかもしれません。暗い世相という表現が日常化してしまっている昨今、みんなで明るい色を着てみませんか。



第八回   最も安価な健康法     2004年03月12日

 今すぐ、無料で確実な健康法を伝授します。といっても、そんなご大層な事ではありません。誰でもできて、簡単な事・・・それは「笑う」事です。

 なんだ、そんな事か、と笑ってはいけません。実は、この笑い、非常に健康を増進させる働きがあるのです。

 笑いは、人と人のコミュニケーションにおいて、とても大切な役割を担っています。お互いが心許し、敵愾心を持っていない事を表現したり、落ち着いた気分でいる事を小さな笑いで表現しながら、思いも寄らない事に大きな声を上げて笑います。その間、体内では何が起こっているのでしょうか?

 実は、あまり自覚されていませんが、とても凄い事が体内で起こっているのです。
まず笑う事によって、脳が刺激され、それが神経細胞へ伝えられます。
神経細胞からは、神経ペプチドと呼ばれる免疫機能活性物質が分泌され、神経ペプチドと結合したリンパ球がガン細胞や細菌、ウィルスに感染した細胞を死滅させ、ナチュラルキラー細胞も活性化されます。

 鎮痛作用のあるβ−エンドルフィンが分泌されます。このβ−エンドルフィンには、モルヒネの数倍にものぼる鎮痛作用の他に、強力な老化防止作用、自己治癒力の向上作用があるといわれています。

 また、笑う事によって腹式呼吸になる事から、副交感神経が刺激されて、自律神経の調子も整えられます。笑った後の落ち着いた気分は、この副交感神経が刺激された事によるそうです。

 そして笑い過ぎたとき、お腹や背中、腰等が痛くなった経験はありませんか?
笑いは、様々な筋肉を組み合わせて行なわれているので、筋力の鍛錬にもなり、腹筋と背筋のバランスが取れると、腰痛の緩和にも繋がるそうです。

 作り笑いでは?と聞かれそうですが、作り笑いでも表情を作る筋肉が使用され、その刺激からナチュラルキラー細胞は活性化するそうです。出し惜しみせず、笑顔をふりまきましょう。そうする事で、表情筋もトレーニングされて、かえってシワもできにくくなります。



第七回   時を超えた名物?     2004年03月11日

 北海道森町で縄文時代後期(約4000年前)と見られる遺跡から出土した、粘土製焼物の破片を繋ぎ合せたところ、イカそのもの形状をしていた事が発見されたそうです。

 問題の出土品は、「鐸(たく)形土製品」と呼ばれる高さ11.5センチ、最大部の幅5センチのこれまで国内で出土した鐸形土製品の中では、最大のものでしたが、破片を組み合わせていくうち、ふっくらとした胴体と三角形の耳の部分を持つ独特の形状が、イカそのものを模したものでは、と考えられています。

 北海道の森町といえば、名物「いかめし」で有名です。当時のシャーマニズム的宗教観から考えて、おそらく何らかの祭事に用いられていたと考えるのが普通ですが、何となく、中にもち米を入れて蒸し上げた古代の「いかめし弁当」や、「“いかめし”あります」というディスプレーに使われていた様な感じがするのは、私だけでしょうか...?

 イカやタコといった軟体動物は、世界的には悪者視される事が多く、特に巨大なイカの姿で描かれる「クラーケン」は、とても恐ろしい怪物として表現されます。(一部の漁師達の間では、クラーケンは独特の芳香を放ち、魚をおびき寄せるので、豊漁をもたらす心獣とする見方もあるそうです)そんな中、日本人はとてもイカが好きな国民と呼ばれ、漁獲量からもその事が伺えますが、縄文の昔から親しんでいたとなると、ますますイカに愛着が沸いてきます。イカはアミノ酸の一種タウリンが多く、元気の素、血圧の降下、血液中の総コレステロール値を下げ、善玉コレステロールの比率を増やす、というありがたい働きを持っています。家庭でいかめし作りは大変かもしれませんが、今夜はイカ料理でもと思ってしまいました。



第六回   GMの安全性     2004年03月10日

 GM−遺伝子組み換え作物。最近では、あまり珍しい感じもしなくなってきましたが、できればあまり歓迎したくないと思っているのは私だけでしょうか。人は、何か新しいものに出会った際、意味もなく恐れを抱く事があります。私のGMに対する思いも、そうした無意味な感情なら良いのですが...、と考えさせられるレポートが、フィリピンのミンダナオ島から届けられました。

 ミンダナオ島のGM作物(トウモロコシ)栽培場近くに住む農業従事者に免疫系統の異常があるという調査結果が、ノルウェイ遺伝子環境研究所のテリエ・トラビク教授によって発表されました。現地の39人から採取した血液のサンプルを検査した結果、3種類の抗体が異常増殖していたそうです。

 このGMトウモロコシは、土壌菌の遺伝子が組み込まれたもので、葉や花粉などで特殊なタンパク質を生成し、細胞の表面の受容体(レセプター)と反応すると毒素を形成する性質を持っています。抗体の異常が、トウモロコシの開花時期から3ヶ月後にあたる9月に発生した事から、トラビク教授は、トウモロコシの花粉に含まれる特殊なタンパク質に触れ、毒性の影響を受けたのではないか、と主張しています。

 トラビク教授の調査を受けたロレンゾ農業相は、専門家による調査を指示しましたが、同教授の調査が裏付けられれば、GM作物への反対運動に発展するのは必至と見られています。そんな中、中国では、GM作物への大幅な規制緩和が行なわれています。貿易不均衡への配慮との事ですが、いずれの国も輸出産業優先で、食の安全が脅かされるという構図は同じですね。疑わしきは買わない、消費者の草の根的抵抗しか、安全を確保する方法はないのでしょうか。



第五回   甘い、甘くない?     2004年03月09日

 以前、知り合いの漢方医と話していたときの事ですが、初老の漢方医より、昔と比べて、甘さに対する評価が変わってしまった旨の話しがありました。漢方医曰く、かつては甘い事が高価な砂糖をケチらず使っているという事で、良い評価を得ていたのですが、最近では、甘くない事が良い様に語られるとの事です。

 確かにお菓子屋の紹介を頼まれた際、「あそこは美味しいですよ、そんなに甘くなくて...」という発言をした記憶はあります。私に限った事ではない話しですが、そう思って見回してみると、低糖や無糖という製品が出回っている事に気が付きます。

 先日、そんな中から低糖タイプのジャムを購入してみました。製品のラベルに記載されている通り、糖分が少ない為、素材の味が判りやすく、少々多めに塗っても飽きがこないという利点はあったのですが、しばらく冷蔵庫に置いたままになっていると、カビが発生してしまいました。

 ジャムといえば、果物等を煮詰めた甘い食べ物ですが、その中にあって砂糖は、幾通りもの大切な役割を担っています。多くのジャムの素材となる果物は、自ら甘味を備えてはいますが、酸味も持っており、長時間の加熱によってそれを和らげています。それでも充分に甘味を確保する為には、砂糖を加えて味を調える事となります。第一の役割、甘味の追加です。

 ジャムとなるには、適度なゼリー状になる必要がありますが、その為に加えられるのがペクチンです。ペクチンの独特の食感に果物の酸味と甘味がバランス良く発揮される事、それがジャムの美味しさだと思うのですが、この独特の食感を出す為にも砂糖は必要となります。

 砂糖が加えられる事で、ペクチンを網目の様に繋ぎ合せ、その網目の中に水分を取り込む事で、あのジャム特有の食感が形成されるのです。第二の役割、食感の形成です。

 また、砂糖はジャムの保存性にも大きく関わっています。砂糖は、水分を抱え込んで、なかなか放さないという性質を持っています。ジャムの中に砂糖がある事で、様々な微生物がジャムに入り込んでも、細胞内の水分を砂糖に奪われて死滅してしまい、繁殖できなくなってしまいます。ジャムには、収穫時にたくさん取れた果物を、年間通じて食べれる様にするという、保存食としての意味もあったそうですが、その助けをしていたのが、実は砂糖だったのです。第三の働き、保存性の向上です。

 他にも砂糖には、食品の表面をきめ細かく仕上げる働きや、美味しそうなキツネ色を出す等の働きもあるそうです。

 最近では、身の回りに甘いものが溢れ、食事の中でもカロリーを摂り過ぎている事から、悪者視されがちな砂糖ですが、毎日の食の中、大事な役割を発揮しています。大切なのは付き合い方なのだと、多くの食に関する結論と同じ事を、ここでも思ってしまいました。ちなみに、砂糖の甘さは砂糖の量よりも、そこに加わるカルシウムの量によって影響されるそうです。やはり味覚はバランスですね。



第四回   おさると共通の武器     2004年03月08日

 ハーバード大学ダナ・ファーバー癌研究所の研究チームによると、一部のサルがエイズにかかりにくく、体内にある特殊なタンパク質がHIV(エイズウィルス)の増殖を阻止する働きをしている事をつきとめたそうです。

 HIVは、姿を変えながら正常な細胞を乗っ取り、自らの複製を作らせる事で増殖します。今回アカゲザルの体内から発見された「TRIM5−α」と呼ばれるタンパク質は、この働きを阻害する働きがり、人間も同種のタンパク質を持っているそうです。

 しかし、人間のTRIM5−αは、働きがサルと比べ弱く、HIV抑制に充分に対応できていない事が、サルは無事でも人間はエイズに感染・発症してしまう原因となっています。

 かねてより、HIVに感染しながらも発症しない「ロングタームサバイバー」と呼ばれる人達が、エイズ治療のヒントとなるのでは、と言われてきました。今回の発見は、そうしたメカニズムの解明に繋がるばかりでなく、TRIM5−αの働きを向上させる薬剤の開発に成功すれば、エイズの治療も可能となる画期的なものです。

 現在、先進国の中で、HIVの感染が増加傾向にあるのは、日本だけだといわれています。先進国の中にあって、神経質過ぎるほどの清潔さを誇るわが国で、意外にも様々な感染症が増えている。中でも治療法がまだ確立されていないHIV感染が増加傾向にあり、一頃より関心が薄れているというのも憂慮すべき問題だと思います。インフルエンザの様に、潜伏期間が短い疾病であれば、感染の自覚、拡大の防止に繋がりやすいのですが、長い潜伏期間を持ち、高い致死率を誇る疾病だけに、早い治療法の確立を願っています。



第三回   シダの不思議な力     2004年03月05日

 シダ−葉の形状からその名が付いたらしく、漢字では「羊歯」と書きます。かなり古い植物らしく、子供の頃に見ていた恐竜図鑑の挿絵には、必ずと言って良い程、背景に勇壮な姿が描かれています。私達が日常(?)見かけるシダは、挿絵の様な巨大ではないのですが、場所によっては巨大なものが自生していて、奄美大島でごく自然に雑木林の中に生えている姿を見たときは、すぐに恐竜図鑑を連想してしまいました。

 そんなシダの一種に、大変な力がある事が、フロリダ大学の研究グループによって発表されていました。

 かつて鉱物毒の一種である砒素は、無味無臭である事から暗殺等の策謀に用いられ、「賢者の毒」と呼ばれましたが、その後、マーシュテスト等の検出方法が確立されてからは、毒殺等に用いられても見破られる事から、「愚者の毒」と呼ばれ、用いられなくなってしまいました。しかし、この砒素が今日、多くの人々の健康を脅かす存在となっています。
 旧日本軍が製造、地中に埋めて処分した毒ガスが分解し、発生した有機砒素化合物によって土壌が汚染され、付近の井戸水を通じて住民に被害を与えるという問題が相次いで報告されています。もっと大規模なところでは、バングラデッシュの国民1億2700万人のうち、9000万もの人が地中に高濃度で含まれる砒素による被害を受けているとも言われ、砒素の問題は、これからも世界中で多くの人を悩ませる事となりそうです。

 そんな砒素を強力に吸収して、土壌を浄化する−そんな力がシダにあります。
フロリダ大学食品農業科学研究所のリーナ・マー準教授率いる研究チームによると、シダ類の中でも学名「プテリス・ビタータ」と呼ばれる品種は、「驚くほど強力に」地中の砒素を吸収する事が判ったそうです。

 実際に栽培して地中との砒素濃度を比較してみると、200倍もの濃度になる程の砒素を吸収し、1ppmと通常の土壌レベルの濃度からも砒素を吸収して蓄積する事が判り、極めて効率の良い環境浄化が行なえる植物として、特に注目に値するとマー準教授は話しています。

 何故、これほどシダが砒素を蓄積するのか、どの様に吸収、蓄積・分散して解毒するのかについては、今後の研究課題としていくそうですが、シダの葉と茎の部分に吸収した約9割の砒素が集中するそうなので、汚染された土壌にシダを植え、地上部分を刈り取って有害廃棄物指定の処理業者に持ち込み、処理を行なうという、とてもありがたい利用法ができるとの事です。

 砒素というと、フロベールの「ボバリー夫人」や毒殺魔のブランヴィリエ公爵夫人がすぐに連想されるのですが、実際、私達の生活の中で、除草剤、殺虫剤、防蟻剤、防腐剤と、これまで様々な用途に広く用いられてきました。シダは、あまりガーデニング向きではありませんが、知らず知らずのうちに使ってきた砒素の回収には、とてもありがたい存在となってくれそうです。



第二回   春先の憂鬱     2004年03月04日

 私自身は無縁なのですが、春先になると「花粉症」の症状に悩まされる人が、周りに増えてきます。「去年までは、大丈夫だと思っていて、この時期の不調は、軽い風邪だと思っていた」、そう言いながら花粉症デビューが今年も数名...。

 花粉症はアレルギー反応と考えると、杉林に囲まれた田舎に住む私は、アレルゲン生成の最前線にいそうな感じですが、今のところ無事。いずれスギ花粉が許容量を超え、一生もののアレルゲンができてしまえば、春の訪れを素直に喜べない様になってしまうのかもしれませんが、それまではお魚のDHA・EPA、キノコ類のβ−dグルカン、お茶のカテキンを取り、乳酸菌、納豆菌等で腸内細菌を整えて、アレルギーフリーな身体を楽しみたいと思っています。

 私の様な立場では、今一つ症状の辛さは判りにくいものがあり、この時期、対策への助言を求められても、何となく説得力に欠ける事があります。そんな状況の中、辛い症状をお持ちの方に朗報となる報道が先日なされていました。

 杉花粉症のアレルゲンを作る遺伝子を注射して、杉花粉症の完治を目指すDNAワクチンが、国立感染症研究所の阪口雅弘主任研究員によって開発され、実際に犬に投与したところ、三回の投与で数年間症状を抑える事に成功したそうです。

 現在、DNAワクチンは、重い病気に限って臨床試験が認められる遺伝子治療の一種となっています。花粉症が重い病気と判断されるかで、今後の実用化に大きな影響が出る事が懸念されます。その為、当初はペットの治療法として用いられるそうですが、花粉症に悩まされるペットは意外と多いそうです。

 最近増えているペットの花粉症の症状としては、犬が皮膚炎、猫やニホンザルがくしゃみ・鼻水だそうです。中には、かなり重症の症状を示すペットもあり、アレルギーの問題が人間だけに限った事ではない事を痛感させられます。

 遺伝子治療に関しては、安全性に関する議論が続けられている状態ですが、もし安全であるのならば、早く実用化されて、症状に悩まされる人が少なくなる事を願っています。



第一回   徒然なるままに     2004年03月03日

 当社は健康をお届けする会社です。

 その為、日々健康に関する情報に溢れています。

 だからという訳ではないのですが、何かお役に立ちそうな情報があればと思い、このコラムを始める事になりました。

 しかし、いざ書き込みとなると...。意外とネタの無い自分に気付かされてしまいます。

 とりあえず、今一番気掛かりな話し、「鳥インフルエンザ」についてです。

 「お宅、卵使ってるでしょ。インフルエンザ、大丈夫?」さすがに連日報道されているだけあって、お問い合わせいただく事があります。

 結論から言ってしまうと、「大丈夫です」。そんな言い切っちゃって大丈夫?って聞かれそうですけど、本当に大丈夫なんです。

 何故って、ウィルスが嫌う事をいっぱい繰り返して「にんにく卵黄」は作られるからです。

 まず最初に養鶏場の消毒。それもいつまでも消毒液が落ちない様に、泡状にして吹き付ける専用機を使った消毒と、浅い薬液プールを使い、タイヤや靴の裏側まで消毒します。そして人付き合いを止めて、極力外界から持ち込まない様にする防疫体制の実施。

 鶏達も強化(?)します。鶏は、とてもストレスに弱い生物で、ストレスがあると免疫力も下がってしまいます。そうならない様に、出来るだけ自然に近い環境を用意し、ストレスの無い生活環境を整えています。

 そうして生まれた卵を、強力な抗ウィルス作用を持つアリシンたっぷりのにんにくと練り合わせます。最後の決め手が、数時間に及ぶ加熱です。鳥インフルエンザウィルスは、75℃以上の温度で1分ほど加熱すると死滅してしまいます。「にんにく卵黄」の加熱熟成は、低温加熱を行なっていますが、それでも釜の温度は85℃を超えます。それを数時間も徹底してムラなく仕上げるので、さすがのウィルスも生きてはいられないのです。

 最後の仕上げは、実はご愛用いただく皆さんの中に。鳥インフルエンザウィルスは、酸に弱く、ph6という極めて弱い酸の中でも元気を失って感染力が無くなってしまします。私達の胃袋の中は、ph3というかなり強い酸(塩酸と同じくらい)で消化を行なっていますので、これではウィルスは生きていられません。食物からは感染しないというのも、この胃酸による防御がかなり大きいと思います。

 そうした幾重にもなるガードのお陰で、私は自信を持って「大丈夫」といえる訳です。



 

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