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第1683回 高いボール?(1)     2011年03月31日

 「ハイボール」といえば、ウィスキーを炭酸で割った一般的に広まっている飲み方の一つとなっています。つい先日もテレビCMに使われた事から、飲料水の売り場で炭酸が品薄になるという事があったので、人気のある飲み方という事が伺えます。

 ウィスキーと同じように焼酎を炭酸で割った物は「酎ハイ」と呼ばれ、「酎」は焼酎の事を指し、「ハイ」は炭酸で割るハイボールを語源としている事は容易に想像する事ができます。

 ウィスキーを炭酸で割った物が「ウィスキー・ソーダ」や「ソーダ割り」などではなく、ハイボールというあまり飲料とは思えない名称で呼ばれるようになった事については諸説があり、そのどれもがもっともらしい説得力を持っています。

 最も有力とされているのは「信号説」で、かつてアメリカで使われていたボールの位置によって列車の進行状況を表示した信号が元になるとされていて、その信号の存在を中心に幾つかの説が枝分かれしています。

 ボール式の信号機は「ボール信号機」とも呼ばれ、19世紀初めの開拓時代にあったアメリカ南部で使われていました。その名の通りボールが長い棒の先に付けられていて、ボールが上った状態にあれば「進行」、ボールが下がっていれば「停止」を意味していました。

 当時、セントルイスの駅に名物の信号係がいて、その駅員の好物がウィスキーのソーダ割りだったとされます。彼は「出発進行」と号令をかける代わりに、信号が「進行」の状態を示している事を意味する「ハイ・ボール(ボールは上っている)」という言葉を好んで使い、酒場で大好きなウィスキーのソーダ割りを注文する際も、「これから飲みはじめる」「まだまだ飲み続ける」という意味で、信号が先へ進む事を許可している「ハイ・ボール」という言葉を使い、それがウィスキーのソーダ割りを示すようになったとされます。

 また別の説では、当時、まだ列車の通過自体が疎らだった事もあり、退屈しのぎに駅員はウィスキーをちびちびと飲みながら列車の到着を待ったとされます。

 ある程度の到着時間を予想しながら望遠鏡を使って遠くの信号を眺め、やがてその信号のボールが上ると、「ハイ・ボール(ボールが高い位置になった)」と仲間同士で声をかけ、それまでストレートで飲んでいたウィスキーにソーダを注いで飲みやすくして一気に飲み干して仕事に戻ったため、ウィスキーをソーダで割るスタイルにその名が付いたともいわれます。

 同じボール信号機由来でも鉄道とは関係ない説もあり、開拓時代に各地で盛んに行われた工事に従事する労働者への球形の合図にボール信号機が使われ、休憩中にウィスキーのソーダ割りが飲まれていた事から、休憩時間を示す信号機の状態、「ハイ・ボール」が休憩時間の象徴でもある飲み物に付けられたともされます。

 ボール由来ではあっても信号機ではなく、ゴルフボールとするものもあり、イギリスに端を発するとする説もあります。イギリスのゴルフ場のクラブハウスでオリジナルレシピとしてウィスキーをソーダで割った物を出していたところ人気となり、飲み物の名前を客から尋ねられたバーテンダーがたまたま打ち損じの球がクラブハウスへ飛び込んできたため、「ハイ・ボール」と叫んでしまった事が由来となったという、あまり説得力のない説もあります。

 それ以外にも野球で、高めのストレートは打者が打ちやすい事から、飲みやすさを示して高めの球を示す「ハイ・ボール」となったとする説や、小さなボールに見える炭酸の泡が上っていく様子を示したとする説、気分がハイになる事が由来とする説、ボールではなくボウルが元であり、炭酸の泡が弾けて回りに滴が飛び散らないように背の高い容器(ボウル)に入れた事が由来とする説など多種多様な由来が存在しています。

 今ではハイボールというとウィスキーのソーダ割りを指しますが、古いカクテルのレシピを記した書物には、必ずしもウィスキーと炭酸だけではなく、ミディアムサイズのグラスに角氷を1個入れ、好みの蒸留酒やリキュールを注いでソーダやジンジャーエール、トニックウォーターなどの炭酸飲料で割った飲み物を指す言葉として記されています。

 ウィスキーをソーダで割ると「ハイボール」、ジンジャーエールで割れば「ウィスキードライ」、トニックウォーターで割れば「ウィスキートニック」と今では明確に名前が分けられ、分けられているからこそ由来も探りやすくなっていると感じられるのですが、ジンジャーエール割りやトニックウォーター割りの存在はどこかボール信号機の説得力を薄れさせるように思えてしまいます。


 


 

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