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第1688回 小豆の季節(2)     2011年04月07日

 おはぎとぼたもちは春と秋という季節によって呼び名が変わり、小豆の状態が仕上がりの質感に影響していた事は理解できるのですが、それ以外の違いというと、実は厳密には見立てた花の違いによって形状が異なるのが正式なスタイルという事ができます。

 春に咲く牡丹は大輪で丸みがある豪華な花なので、ぼたもちはふっくらと丸く、大きく形作られます。秋に咲く萩は小ぶりな花なので、おはぎは小ぶりで長めの形状に仕上げられます。

 春と秋の花に由来したおはぎとぼたもちですが、お彼岸の時期にしか食べないかというとそんな事はなく、身近な素材で作る事ができる事もあって、一年を通して夏も冬も食べられています。

 その際、おはぎとぼたもち、どちらの名前を使えばよいかというと、あまり知られてはいませんが夏と冬にはそれぞれ別な名前が存在しています。

 おはぎとぼたもちはもち米と米を混ぜて炊き上げた物をすりこ木で半潰しにして作られます。そのため、餅のように杵で突かない事から、隣に住んでいる人でさえいつ突いたのか判らないとされ、「突き知らず」という製法上の特徴が言われます。

 「突き知らず」は変じて「着き知らず」となり、かつてはエンジンが搭載されていなかった事から、運行が最も静かな乗り物であった船に喩えられ、闇夜の船はいつ到着したのかが判りにくい事から、夏は「夜船」と呼ばれます。

 また、「突き知らず」は「月知らず」とも変じられ、月を見る事ができないのは北側にある窓なので、冬は「北窓」と呼ばれます。どちらもかなり強引な展開による名付け方ですが、春にはぼたもち、夏に夜船、秋はおはぎで冬は北窓と、どこか日本の食文化の粋な部分を感じてしまいます。

 最後に全くの異説ですが、春と秋のお彼岸におはぎやぼたもちを食べる習慣は日本古来の太陽信仰に由来し、春には豊穣を祈り、秋には収穫を感謝して太陽が真東から昇って真西に沈む春分の日と秋分の日に神に捧げ物をした事が元になっています。

 後に仏教が伝えられると彼岸の中日が春分と秋分の日であった事から、仏教の影響によって春と秋のお彼岸に捧げ物として作られるようになり、その際、サンスクリット語などで「柔らかいご飯」の意味がある「ブッタムドゥ」が「ぼたもち」となったとされ、そのためお彼岸に食べる物だけがぼたもちで、それ以外はおはぎとする説もあります。

 もっともらしさを感じながら、次に見かけた際は何と呼ぼうか、少なくとも夜船と北窓は判ってもらえないような...。身近な和菓子にいろんな事を考えてしまいます。


 


 

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